すず奴のむにゃむにゃバークリー日記(ノロウィルス編)

すず奴です。
道の脇に積まれていた雪もだいぶ溶けて、ボストンもようやく春めいてきました。

今回の話題はノロウィルス。

いやー、悩まされました。思いっきり悩まされました。
日本からボストンに戻った1月中旬から3月中旬までで3回も!ノロの脅威にやられました。

っていうか本当にノロなのか?

・・よく分からないけど、お医者さんにそう診断されたのでそうなんだと思う。

終わりなき嘔吐となんとなーく高い熱と頭痛っていうトリプルコンボの症状は、昔日本でかかったことがある胃腸炎にも、ベトナムで苦しんだ食あたりにも似ていて、悪さをしている菌?ウィルス?の違いだけなのかな、程度の差が多少はあれ症状は同じだと思う。(私は腸が強い?のか、下痢にはめったになりません)

いったんノロにかかると2-3日つぶれてしまうので、本当に悲しい。
週末にかかったら週末がつぶれちゃうし、平日にかかったら授業に出られない(=リカバリーに追われるため治った後が大変)

「私も同じ症状だった!」「吐いて吐いて大変だった(涙)」っていう学生が周りにもいっぱいいるし、隣のトイレで豪快に吐き続けてる声が聞こえたりするし、学校でも流行ってたみたいです。

っていうか、ですね。
アメリカではみんなおおらか。

日本だとノロにかかったら大変な感じでしょ?他の人に伝染すなんて”悪の極み”だから、学校でも会社でもマスクして手洗いして予防にやっきになるし、かかってしまったらちゃんと休むし、除菌!除菌!除菌!!!!キーーーーーッ!!みたいな。

アメリカでは誰もマスクなんてしないし、完治してなくても学校来ちゃったりするし、除菌ジェルを持ち歩いて使う人はいれど、そもそもみんな病気をあんまり恐れてない感じ。

・・慣れてしまうと楽です。
こんなにゆるい雰囲気なのは大学だけなのかもしれませんが。

私はトイレの後はもちろん、帰宅後の手洗いももともと欠かさないのですが、まぁそれくらいじゃ予防にはならないんだなーと。(除菌ジェルは持ち歩くようになりました。レストランでもおしぼりとか出ないので)

おおらかな国アメリカで冬を病気せずに生き延びるには、適度な運動と睡眠・バランスのよい食事に気をつけて、日々規則正しい健康的な生活をする必要があるんだなと思います。ふー。

まぁ、もう春だけどね◎るん♪るん♪

写真は、先週末にConcert Jazz Orchestraで行った遠征ライブのもの。

2015年3月27日(金)
Richard Cronin Auditorium, The Bromfield School
Massachusetts Avenue, Harvard MA
バークリーがあるボストン中心部から車で50分くらい行った郊外にある学校(高校、中学校、小学校が併設)でのライブ。

生まれて初めて乗ったスクールバス!

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めちゃくちゃ揺れました(汗)

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着いた学校はすごく広くて、音楽にもとても力を入れているみたいでした。

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1,000人くらい収容できそうな天井の高いオーディトリウムで、ライブしました◎

2015年3月28日(土)
Plymouth,  MA
ボストン中心部から車で1時間弱走った港町にある教会でのライブ。
プリマスはあのメイフラワー号が到着した場所。イギリスからの入植者がやって来たところですね。

今日は揺れないバス!嬉しい◎
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教会の広ーいステージでゆったりと2セットのライブ。
落ち着いた照明のもと、響きを楽しみながら演奏しました◎

今セメ中にまたConcert Jazz Orchestraで遠征ライブ(学外ライブ)がいくつかあるみたいなので楽しみ。

すず奴のむにゃむにゃバークリー日記(ありがとう日本編)

すず奴です。
バークリーはミッドターム(中間試験)が終わって1週間の春休みに入りました。
春休み明けたら後半戦開始です。

休みって素敵ね♡

この前、ニューヨークのMOMAでフリーダ・カーロの絵を堪能して参りました。
私、フリーダの映画が公開された当時に好きになってしまいまして。どのくらい好きだったかというと、好きが高じてメキシコシティの彼女の家(美術館になっています)を訪ねる一人旅に出たくらいです。メキシコシティの夏の熱い日差し、今でもくっきりと思い出せる・・・

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さて、今回は「ありがとう日本」編。

バークリーに来て、本当に感謝しています。
日本に。

だって、日本ってすごいよ。
だって全教室に配置されているピアノはYamahaだし、みんな知ってるKORGもRolandもAKAIも日本のメーカー。
大変、お世話になっております。ありがとうございます。

マリオやゼルダもファイナルファンタジーもみんな知ってる。
ファミコンにプレステに64にDSにwii、みんなほぼどれかのハードウェアと親しんで育って来てる。
任天堂さんSONYさん、本当にありがとうございます。

そして、日本のアニメってすごいよ。
ドラゴンボールにドラえもん、ポケモン、セーラームーン、NARUTO、みんな知ってる。
日本のアニメクリエイターの皆さん、本当にありがとうございます。

そんなこんなで、バークリーの先生方も生徒たちもたいていが日本のことをなんとなく知ってる。
意識してなくても日本が作ったものを愛用してたり、影響を受けたりしてる。

おいおい、日本ってすごいな!
ちっちゃな島国なのにな!


そんなありがたい我が祖国に、私はさらに恩恵を受けています。


バークリーに来て、アメリカ人の男子生徒と話してて、気づいたことがある。
彼らの中に、

ア ジ ア 人 女 性 (し か も 年 上) 好 き

が割と一定数、いるということを。

このアジア人女性はいわゆる”○○系アメリカ人”といった、英語が流暢に話せてアメリカ文化にどっぷりつかってきた女性たちではない。それぞれの母国で育ち、留学生としてアメリカに来ている女性たち。

もちろんこの好みの対象は日本人だけに限らず、韓国人だったり台湾人だったり中国人だったりタイ人だったりする。

私は既婚者でそれを公言しているので、恋愛的な何かに関わったりすることは皆無なのだけど、それでも良いことがある。

たいていのアメリカ人は、相手が留学生であろうと、話のスピードを落としたり簡単な言い回しに変えたりってことをしない。そして相手が英語分からなくてあうあうしてると「こりゃダメだ」ってコミュニケーションをストップさせてしまうことが多い。
私も何度となく悲しい思いをしてきました・・・

しかし、アジア人女性好きのアメリカ人は優しい。相手の理解度に合わせて英語でコミュニケーションを取ってくれる。これ、本当にありがたいのです。涙


そして、さらに、私は日本人であるというだけで恩恵を受けている。

今セメで私は”English writing & communication”という、Degree(学位)を取る際に必須の授業を取っていて、この授業の目的は英語のエッセイを読むこと書くこと、そして英語でディスカッションすること。多少書けるようになったとはいえ、私は会話がかなり不得手。ディスカッションとか出来ない。なのでクラスでけっこう浮いた存在になりかけている(涙)のだけど、そんな私にありがたや、救世主がいる。
クラスに一人、日本の文化にすごく興味を持ったアメリカ人がいて、彼が色々と助けてくれるのだ。

ありがとう、クールジャパン!!


そんなこんなで、これから困ったことがあれば「日本が好きそうな」「アジア人女性が好きそうな」
アメリカ人を頼って、学生生活を乗り切って行こうと思っています^o^



最後に、新しくできたバークリーのレコーディングスタジオの写真をどうぞ。

これなんて言うのかしら。コンソール?だっけ。すごいチャンネル数。
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広々したスタジオで5hornsを同時に録りました。
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すず奴のむにゃむにゃバークリー日記(ストームと休校編)

すず奴です。

今日、またストーム(大雪)で学校が休校になった。
雪でボストンの電車が止まってしまい、さらに明日も休校になってしまった。
んまぁ。なんてお休みの多い学校なんでしょう!

生まれて初めて雪の多いところに住んで分かったことがある。

雪、眠い。
雪が降るとむしょうに眠くなる。
なんだろう?気圧のせい?

雪が降ってる休日とか、間違いなく朝寝坊しちゃう。
用事がなければ一日ベッドでごろごろしたり、ずっと昼寝してしまってたりする。

雪、眠い。


春セメ始まってなんと3回もストームがやってきて、計6日間も休校になってる。
私はテレビとか持ってないのではっきり分かってないのだけど、数インチ以上の雪が数時間以上(12時間以上?)降り続ける予測が出ると”Winter Storm Warning”という警報が出る。
この警報が出ると、まず休校になる…しょんぼり。

そして強いストームになると”Travel Ban”が出ることもある。公共交通機関(地下鉄、バスなど)が運休になり、緊急車両以外の一般車の運転が禁止になる。学校も、お店も、会社も、公共施設も、ほとんど全てがお休みになる。


春セメは私、メリハリつけようと思って金曜日に授業を入れなかったんですわ。
そしたら毎週月曜にストームがやってきやがって、ストームが一番ひどかった週なんて月曜から水曜までお休みになっちゃって。週休6日…。

雪で休校になった場合の授業の補講は原則的に無し。
あまりに休講が続くと、先生によってはオンラインで授業してくれたり、他の曜日にやってる同タイトルの授業に参加させてくれたりもする。
けど、基本的には補講は無し。なので学生の不満も降り積もる一方。

授業受けさせてくれー!それと練習室で練習させてくれー!
(練習室は空いてるらしいのだけど、さすがに大雪中は外出しない方が賢明)


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今セメも手堅い、遊び心の少ない時間割になった。
前回、アンサンブル取り過ぎて余裕が無くなった教訓が全然活かされてない(汗)
誘われたらつい参加してしまう優柔不断な日本人気質よ…。

フルートの授業とサルサアンサンブルがワクワク◎
あとコンサートジャズオーケストラにまた参加できたので、集中して頑張るつもり。
ありがたい?ことにアンサンブルのRating、全部Rのやつだ。わー。
(Rating Rはオーディションなど受けて先生の許可を得ないと参加できないアンサンブル)

クラス数は11、クレジット数は17。
そう、どうしても17取りたかったので1クレジット分、extra tuition (1,378ドル)払いました◎
金で時間を買った気分。私には時間が無いからね…w


Mondays
10-11am Ear Training3
11-1pm Tonal Harmony & Composition1
4-6pm English Writing & Communication

Tuesdays
10-11am Harmony4
11-1pm Arranging2
1-2pm Woodwind Doubling Lab – Flute
2-4pm Concert Jazz Orchestra (rating R)
4-5pm Basic Keyboard Techniques1

Wednesdays
9-11am Salsa Ensemble (rating R)
12-2pm Project Band (Big Band) *from March 4th
2-4pm Ear Training3
4-5pm English Writing & Communication
6-8pm Jazz Composition Ensemble (rating R)

Thursdays
10-11am Harmony4
11-12am Private Lesson by Phil Wilson
2-4pm Concert Jazz Orchestra (rating R)

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ストームが去った翌日には車道や歩道の除雪がほぼ完了していて、おーすごいといつも思う。
雪の都市だと当たり前なのかな??
除雪作業にあたられる方々、お疲れ様です◎


そんな非情な雪ですが、美しい。
冷たくて厳しいけど、美しい。
まだまだ見飽きません。
雪写真をいくつかどうぞ。


新雪を踏む私。加湿器を買いに行った帰り。

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除雪車らしき車。かっこいい!

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こちらも除雪車。かっこいい◎

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私が住んでるニューベリーというおしゃれ観光通り。雪なので観光客もまばら。

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ストーム警報が出た夜。いつも夜まで騒がしいニューベリーも静まり返る。




バブリックガーデンに続くコモンウェルス通り。
足がじんじんしもやけになりそうだけど、散歩したくなる美しい通り。

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ストーム翌日のパブリックガーデン。
雪で一帯が覆われている。美しくて、すごく寒い。



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すず奴のむにゃむにゃバークリー日記(スカラシップ獲得編)

すず奴です。

バークリー2015年春セメスター始まりました。
私にとっては2学期目。

噂には聞いてたけど、雪がハンパねぇよボストン。
始まって3週間しか経ってないのに、大雪(ストーム)で既に4日も休校になった。
月曜午後の授業なんて立て続けに3回休講。恐ろしやスト~ム◎


今回はスカラシップ(奨学金)について・・・

私、Al Natale Brass Scholarship 2015を獲得いたしましたっ!!

す す す す げ ー ! ! !

自分でも信じられない。

このスカラシップ、ボストンの金管奏者の発展に尽力して来られたトランペット奏者Al Natale氏によって設立されたもので、バークリーに通うブラス(トランペット、トロンボーン、チューバなど金管楽器)の生徒が対象となってます。金額は3,000ドル。

もっと詳しく説明すると、

・2015年の春セメスター以降も在学予定(つまり2015年春で卒業する生徒は対象外)
・フルスカラシップを取得していないこと

が条件。既にフルスカラシップをもらってる人はもらう必要がないので対象外なのね。

一次審査はレジュメと録音データ2点。
レジュメには「これまで自分がバークリーやボストンの音楽シーンにいかに貢献してきたか」をつらつらと記載し、録音はsuzumiki(Desperate Funk)とたをやめ(ありがとうのうた)を提出。たをやめの録音物やYouTube、こっちでもめっちゃ役立ってます・・ありがとうたをやめオルケスタ(涙)

一次審査の後は最終審査。
3人のファイナリストが、ライブ形式で最終審査を受ける。
持ち時間は一人15分間。


ライブの模様がUSTのアーカイブに残っているので興味ある方はどうぞ。
私は1分30秒頃からロックスタイルで登場するよー。あんま映ってないけどw


Al Natale Brass Scholarship Concert (Feb.3rd, 2015)


勇気を出して見てみたんだけど、いやー、ひどい!!
ひどすぎるw
こんなんでよく勝ったなぁ・・なんでだろう。
本当にただラッキーだったんだと思う。

というのも、ファイナリスト3人のうち一人がなんと病気で棄権になって、トランペットのChristian Contiという素敵なミュージシャンと一騎打ちになった。

私はクリスチャンの作曲したビッグバンド曲を何度か演奏したことがあって、彼の個性とか、声とか、美しいオリジナル曲とかすごく好きなのです。ちょっとエキセントリックで面白い人なんだ。
なんで一騎打ちになって、まぁ勝てる気とか全くしなかった。正直言って。

なんで勝ったのか・・多分クリスチャンが大幅に時間をオーバーしたからじゃないかと推測してる。15分の持ち時間なのに25分くらいやってたからなぁ。そういうところもほんと面白いんだよなぁクリスチャン。

何はともあれ、コンペティションに勝てたっていうのはちょっと自信につながったし、コンペティションに出場する際に勉強になったことがたくさんあって良かった。


勉強になったこと:

・自分の得意な曲を常に数曲持っておく。
・一緒に演奏したいと思える生徒をあらかじめ探しておく、仲良くなっておく。

一次審査通過からファイナルまで10日しかなくて、しかも審査通過の連絡があった日から3日以内に伴奏者の名前とやる曲を事務局に伝えなければならなくて、ちょう焦った。さらにストームの時期でばんばん学校が休みになってしまい、リハも3回流れてすごく気をもんだ。自分の得意な曲があると安心だし、気心の知れたメンバーと一緒だといろんな意味で心強い。

そして、

・私はジャズが得意じゃないし多分向いてない。w

いやほんと、阪大のジャズ研にいたときからずーっと感じてるジャズと自分の間にある違和感の正体ときちんと向き合って、解明しようと思う。これからの大事なテーマ。


これはコンサート後の打ち上げ模様。
みなさまありがとうございました!




3月に授賞式があるらしいので、授賞式レポを3月頃にまた書きます◎
とにもかくにも、すごく疲れたけど、良かった。

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すず奴のむにゃむにゃバークリー日記(2014秋セメスター終了編)

すず奴です。

明日(1/20)からバークリーの2015年春セメスターが始まります。
私にとっては第二セメスター。

授業についていけるか不安でいっぱいです、ほんと。もう逃げたいw

春セメ始まって忙しくなる前に、2014秋セメのまとめを書いときます。
成績とかね。

最初のセメスターこそ一番簡単なはずなので、本当はオールAで終わり
たかったんだけど、一つA-(マイナス)を取ってしまった。残念。

秋セメスターでは12の授業を受けていて、そのうち成績が出るのが9つ。

(残りの3授業はクレジット無しで参加してたアンサンブルのクラス。)

Ear Training2 A
Original Composition Ensemble (rating5) A
Rainbow Big Band A
Artistry, Creativity, and Inquiry A
ESL3 (English as a Second Language) A
Brazilian Music Styles A
Harmony3 A-
Arranging1 A
Private Lesson by Phil Wilson A

そう。ハーモニーっていう理論のクラスでA-取っちゃった。
振り返ってみると、テキストを全く使わない先生で、けっこう難解な
授業だったと思う。(アメリカ人も”分からねーどうしよー”ってよく
言ってたから私の英語力だけの問題じゃないと思う)

だって、最初の宿題が

Write at least 3 ways you believe to learn potential impact from what you learned on September 13th for a long time as your musician life.

ですよ。9/13に習ったことってsonic。音波って訳すのかな。
クリックの速度を上げて行くと音になり、さらに速度を上げると倍音に
なっていくsonicについて、何を3つ書くべきか。汗
実際、みんなザワ・・ザワ・・ってなってた。

先生独特のアナライズとかもあったし、授業ではよくピアノを弾きな
がら説明してくれたんだけど、私は耳がよくないので先生が何を示し
たくてピアノを弾いているのか全然分からなかった(汗)
よく分からないままに授業が終わった感じ。ただ、全て終わってから
気づいたんだけど、テキストをちゃんとしっかり勉強しておけば、
期末試験もファイナルプロジェクトもちゃんとできた気がする。
全ては日々の勉強不足だったなー。反省。


グレードについてなんだけど、そもそも評価方式が絶対評価で減点方式
じゃないですか。AとかBとかCとか。宿題でちょっと間違えて10点マイ
ナスしちゃったらもうB確定、取り返しつかないよすごい緊張感じゃん!
って思ってたんだけど、あるんですよ。取り返す方法。

それが Extra Credit!

ある日突然、先生が言うのです。

「この課題やりたい人やってね~、Extra Creditよ~」って。

それは、これまでの宿題なんかで減った点を取り戻すチャンス。
いつもの宿題に加えて、ある課題をやるだけで何点かもらえる。
そっかー、こうやってみんなAをキープするのかー、と納得。

例えば私が受けてたESLのクラスでは「母国の料理を手作りして持参し、
レシピを英語で書いて提出する」っていうハッピーなExtra Creditが
あった。私は納豆巻きを作って3点もらいましたw


*********

秋セメの反省点としては、アンサンブルを取り過ぎて余裕が無くなっ
たこと。アンサンブル4つにプロジェクトバンド、そして友だちのオリ
ジナルバンドが2つ、それに学生の作品のレコーディングとかシニア
リサイタルとか、色々参加させていただきました。

バークリーにはいろんなアレンジや作曲のクラスがあるんだけど、その
課題として、楽譜だけでなく実際に録音したデータを提出しなければな
らない。つまり課題の分だけレコーディングが発生する。幸運にも色々
と声をかけてもらって、ホーンが必要な課題のレコーディングにいくつ
か参加した。期末の時期はテストも録音も盛りだくさんでみんな忙しそ
うで、校内にすごく活気があった。

前にも書いたけど、トロンボーンは学生数が少ないのでよく声がかかる。
他の楽器の人からしたら羨ましいシチュエーションかも。

レコーディングはさておき、アンサンブルは控えめにして、春セメはゆと
りを持って自分の作曲やら練習やらに打ち込みたいな。
ボリショイsuzumikiの新作も書きたい◎


写真は、11/11Susana Bacaのコンサート@BPCで撮影された一枚。
いい写真だなと思って◎へへへ


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ボリショイsuzumiki音楽劇「ごろごろにゃーん」新春再公演

あけましておめでとうございます。
すず奴です。

1/11(日)、六本木音楽実験室にて開催しましたボリショイsuzumiki
の音楽劇「ごろごろにゃーん」新春再公演、無事終了!しました。
満員御礼!大盛況!お客さんの集中力すごかった!
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。


感動をダイジェストでお届けします◎


前座のМалый suzumiki(マールイスズミキ)。
すず奴がバークリーで習ったばかりのブラジル音楽を色々とお披露目。




そして本編のボリショイsuzumiki「ごろごろにゃーん」スタート!
主人公ミック・ジヤガの登場シーン



大日本製薬株式会社の面接を受けるミック
白衣は面接官のねるやま。



謎の美女ハニィ・ダイヤモンドとミック、運命の出会い



ハニィに一目惚れしたミック、己の性癖を高らかに語り歌い上げる



ハニィはSMの女王様だった!嬉しくて震えるミック



素敵な一発がクリティカルヒット



そして新世代ロボット・ドラエモーニュが出て来たり



天使とハニィのケンカが始まったりして



物語はクライマックスへ!




************

いやはや、大変、楽しゅうございました。
私はシナリオ書いて曲を作って、一応監督的なことをやり、フライヤーや
宣伝ムービーやグッズ作ったり、バンドの運営して出演もしての何でも屋
だったのですが、もちろん音楽劇が一人でできる訳ありません。

こんな奇妙なシナリオを全力で演じてくれる役者さんたち、勝手に曲の
クオリティを上げてくれるバンドのメンバー、臨機応変に対応してくれる
スタッフの皆様、新商品を提供してくださった西南開発株式会社様、
そして精一杯楽しんでくださるお客さま方。
皆様のおかげです。本当にありがとうございました。

ありがたいことに、「また観たい」「またやりたい」と嬉しい言葉をたく
さんいただきました。私、根が素直なものですから、いつもは全く音沙汰
無しの”やる気”が、俄然むくむくとわき上がって参りました。

決めました。新作を携えて再度公演いたします。
日程が決まりましたらまたお知らせしますのでどうぞよろしくお願いします。


************

なぜか堅苦しい挨拶になってしまった。w
いやね、また改めて書きますが、私、ボストン生活がしんどくてしょうが
なくて。ほへ~
英語は相変わらずできない、友だちもできない、勉強は大変、面白いもの
にまだ出会えてない、自分でも面白いことができてない。
周りの学生も辛かったり色々あるんだろうけど、みんな楽しそうにしてて
羨ましい・・うう。

で、何が言いたいかというと。
この「ごろごろにゃーん」、そもそも、バークリーに行くんだったら音楽劇
くらい作れなきゃダメじゃない?という勢いで、渡米の半年くらい前に人を
集めて準備して・・って感じで作ったものだったんだよな。
その勢いの産物が、予想以上に面白いものになりつつある。
それだけでも、バークリーに来て良かったなぁ。


春セメスターが明日から始まる。
アレンジとフルートと個人練に励む4ヶ月にする!
ボリショイsuzumikiの新作にもとりかかる!
どんなものができるか自分でも楽しみ。ちょっとだけわくわくしてる◎

詳細は適宜告知して参ります。
皆さんも楽しみにしててくださいませ!


1/11終演後の記念撮影


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すず奴のむにゃむにゃバークリー日記(第6週目)

むきゅむきゅ。すず奴です。
今日は何も無い休日!
ブラボー!!

ってことでブログ更新します。
6週目(10/6~10/13)のこと。
とは言ってももうあまり覚えてないので、延期に延期していた宿題についてまずは書きます◎


宿題。
なんとなく予想はしていたものの、こんなに大変だったとは・・!
な、宿題。

宿題は「homework」「assignment」そして「project」と呼ばれる。

homeworkは予習・復習的な感じの、おうちでやっておく作業、
assignmentはレポートとか楽譜とかの提出物、
projectは1ヶ月とか2ヶ月とか少し長い時間をかけてこつこつ作る提出物(楽譜や音源など)。

って感じで分かれてるような気がする。

一つ一つの授業のこれら宿題が、いやはや大変です。

例えば、Brazilian Music Stylesっていう、ブラジル音楽を歴史も含め勉強する授業をいま取っているのだけど、この宿題ったらとんでもなくてよぅ。

1週目と2週目の宿題はブラジルの歴史と初期の音楽(lundu, modinha, choro, samba)について記述していく宿題だったのだけど、まだ授業で習ってないところがばんばん宿題に出て来て、それらの答えを自分で調べないといけなくて、参考資料として提示された文献が(私にとっては)膨大で、しかも文献を読んでも読んでもはっきりとした答えが分からないという・・なんていうの?地獄?
もがけばもがくほど謎が広がって混乱していくという、あり地獄に落ちた蟻のような気持ちになる切ない宿題だった。

たとえば「以下の文章に間違いがある場合は線を引き、訂正せよ」っていう問題に、

「choroはupper classから始まった音楽だがsambaは中流層から始まった音楽だ」

という文章があったので、文献を調べると「choroはストリートから始まった」という記述もあれば「富裕層に受け入れられた」という記述もあり、「sambaは解放された奴隷たちがリオに集まって文化人らと交流して生まれ、洗練されていった」っていう記述がある。

「choroはストリート生まれだからupperじゃなくlowerかな」
「sambaは奴隷解放後に中流層の文化人も巻き込んだってことだからmiddleのままでいいかな」

って答えたら×がついて返って来て、正しい答えは「choroはmiddle low class、sambaはlow class」だった。

先生、授業中にはっきり教えて欲しかったよ・・・分からないよ・・・涙


記述タイプの宿題に加え、短いフレーズを作曲して録音していく宿題(samba, 3拍子と7拍子のsamba, partido alto, bossa nova, baiao, galope, xote, maracatu, ijexa, frevo)もある。
毎週、違うリズムの曲を作るって楽しい!

そしてFernando Brandao先生の何よりもすごいところは、セメスター毎に宿題を刷新しているところ。前セメで受けた生徒の宿題を丸写ししないようにってことなのかなんなのか分からないけど、セメスター毎に宿題を変えて行くってけっこう手間がかかると思うのです。先生、すごい。

Brazilian Music Stylesはミッドタームのテストもなかなか手強くて、「先住民、ポルトガル人(+イエズス会)、アフリカ人がブラジル音楽にもたらした影響をそれぞれ述べよ」的な記述問題が4問4ページ、選択問題がぎっしり2ページ、楽譜を見てその音楽の種類を答える問題が6問3ページ、音楽を聴いてその種類を答える問題が12問1ページ。計10ページの問題が配られたときは冷や汗が出た。

いや、これくらい当たり前なのでしょうけどもね。ははは・・
持ち前の真面目さでギリギリ頑張ってます^0^


さて。

10/13(月)はColumbus Dayという祝日だった。
その名のとおり、コロンブスが北アメリカ大陸を「発見」した記念日らしい。
願ってもない3連休、私は体調不良で3日間ベッドで過ごすはめになって考える余裕がなかったのだけど、「コロンブスが北アメリカ大陸を発見した記念日」って、物議をかもしてそうな祝日だなぁ。
アメリカ先住民たちがどう思っているのか、調べたくなってきた。

さてさて。
そう、3連休、私はベッドの中で過ごした。
金曜の夜から吐き気と嘔吐と熱と頭痛に苦しみ、トイレに行く時間以外は死んだように眠りこけ、ベッドから出られるようになったのは月曜日の午後。
そして宿題やってたらあっという間に終わった、そんな3連休。

ぶひぃ。


第7週目も弱音てんこもり週間。
お楽しみに◎


今回の写真は私が住んでるアパートの近くにある女子ホイホイスポット「Fairy Shop」。
5歳くらいの少女から80歳くらいのおばあちゃんまで、「Missing Unicorn..??」パァアアアアァッって目を輝かせて店内に吸い込まれていくよ。
何がフェアリーかって、ミステリアスな男性店長がフェアリーなんだと思ってる。


この看板を見て立ち止まらない女子はいない。


ミッシングユニコーン、だと・・・?


見上げればほら、こんな素敵なドア。


目を凝らすとあらまぁ、妖精たちもここに集まって来てるみたい!


もはやアリスな気分。


いつか店主と仲良くなってこの店のレポートをしたい。

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すず奴のむにゃむにゃバークリー日記(第4-5週目)

すず奴です。
ボストンは本日(11/2)、初雪が降りました。寒いよ~
ミッドターム週間も終わって(私はあと一個テストが残ってるけど)、少しほっとしてる感じです、みんな。

さてさてのんびりペースのバークリー日記、やっと4週目。9/22~26。

っていうか、もう覚えてません。この時期のことw
なので4、5週目のことをまとめて書きます。9/22~10/4。


大きなイベントとしては、

9/29にオーディションを一つ受けた。
10/3にエスペランサがバークリーに来てコンサートをやったので、聴きに行った。

ということかな。

私はオーディションというものが大の苦手で、まぁオーディションが得意って人もそんなにはいないとは思いますが、でも機会を与えられたら受けて立ちたくなるのがプレイヤー魂というもの。

1-2週間前、トロンボーンの学生全員にオーディションのメールが送られて来た。
著名なペルーの歌手スサーナ・バカをフィーチャーしたコンサートを11月にやるけど、まだトロンボーンが決まってないから、興味ある人はオーディション受けてね。受ける人は自分が演奏してるmp3かyoutubeのURLを2つ、送ってね。という内容。



Susana Baca


suzumikiとたをやめのYouTubeを送って、オーディションを受けた。
オーディションは、2曲、バンドと一緒に曲を演奏するという方法で実施された。サイトリーディング(初見)とインプロビゼーション(アドリブ)をチェックされていたように思う。バンドで演奏する協調性みたいなものも見られてたのかもしれないけどよく分からない。トロンボーンは2人しか受けに来てなかったので一騎打ちみたいな感じになった。汗
私は初見もソロも全然ダメだったんだけど、なぜか受かった。
何を評価されたのか見当がつかない。あまり上手じゃないプレイヤーを求めてたってことなんだろうか・・?

ともかく、オーディションに無事受かってほっとして、その週の金曜にはエスペランサスポルディングのコンサートを聴きに行った。

エスペランサは皆さんご存知のとおり、バークリーの卒業生。
ベースも、歌声も、曲も、ステージ構成も、もう全てが美しくて、そしてエスペランサ自身が美しいオーラをばんばん放っていて、ああ、この人は地球上で最も美しい生命体だと思った。

全てが美しかった故、彼女が「私は自分が女性であることを前面に押し出した活動はしたくない」というようなことを言ったとき、あぁこの人はもうなんか色々超越してるんだなぁ・・とため息をつきつつも、前面に押し出さなくとも、彼女のフェミニンな魅力はどうしても溢れ出してしまうね、と思ったりもした。

エスペランサはトリオでツアーを回っていて、ボストンでは特別にバークリーの学生たちと競演してくれた。私も知っている学生たちがエスペランサと一緒にステージに立って、まるでおしゃべりをするように演奏してるよ!バークリーって、やっぱりすごいなぁ。


Esperanza Spalding


—-


さてさて、宿題の話がのびのびになってますが、今回も宿題以外のことを書きますYO!!

私の周囲の学生について。
私の周りにいる興味深い学生を紹介していきますよ!


Aちゃん(中国人)
カナダだったかオーストラリアだったかの高校を卒業したばかりの18歳。
色白、黒髪ロング、細い身体に眼鏡の美人。
彼女とは2つ授業が一緒なのだけど、最初、ぜーんぜん打ち解けてくれなかった。
なんというか・・ツンツンしている。
容姿ともあいまって、まるでアニメの黒髪眼鏡美少女ツンキャラ。(デレなところはまだ見てない)
ちょっと話しかけても「あっそ」って感じでいなされる。私の低い英語力のせいじゃないと思う。誰に対してもツンツンなの、彼女。

そんなツンな彼女、見かけるたびに何か新しいものを身につけている。
マーチンのブーツだったり、モンクレールのダウンジャケットだったり、新しいMacのケースだったり、ゴールドがまぶしいブーツだったり。

そして授業中、いつも何かを検索してチェックしてる。ヘアサロンだったり、おかゆの作り方だったり、ベンツだったり・・え?ベンツ?
確か免許取る準備中って言ってたけど、免許取ったら新車のベンツ乗るの・・かな・・。

Aちゃんの今後のキャンパスライフから目が離せない。
頑張ってこれからも話しかけるよ!よろしくAちゃん!


Bくん(アメリカ人)
練習室でフルートを練習してたら現れたBくん。「ヘーイ!俺もフルートなんだ。一緒に練習しようぜ」
私まだフルート吹けないけど・・まぁいいよって狭い練習室に招き入れると、「ブルースやろうよ」ってFのブルースをおもむろにピアノで弾き始めた。
ピアノめっちゃ上手い。
え、ブルースとか吹けないから!って言っても「いいからやろうぜ」って断れず、しょうがなくなんとなくぷひぷひ吹いた。
はっきり言って全然吹けなかったんだけど、「グレート!次はCのブルースにしよっか」って満面の笑みで褒めてくるBくんのポジティブシンキング、見習いたい。
その後、お互いに既婚者であることが分かると「今度ダンナと一緒にうちにおいでよ!チキン好き?グレート!フライドチキンごちそうするよ!」って笑顔で言ってくるBくんの恐るべしフレンドリーさ、見習いたい。

そんなBくん、今もたまに練習室で会うと一緒にブルースを吹こうって誘ってくれる。いい人だ。


Cくん(韓国人)
あるクラスで一緒になったCくん。何かのタイミングで先生から既婚者であることがばらされ、親近感をもった私が一方的に話しかけて仲良くなった。
Facebookに結婚式のラブラブな写真を載せていて、奥さんのことをいつも愛情たっぷりに照れながら語る愛妻家。
ある日、クラスで「アメリカ人の学生と飲酒の問題」が話題になって、「学生のレイプがアメリカの大学では問題になっています」って先生が言ったとき、「レイプ?」ってきょとんとしてgoogle翻訳で翻訳しようとしたCくん。
言葉の意味を知って「オーノー!」って打ちひしがれていた。彼は敬虔なクリスチャンだ。

話すたびに伝わる彼のピュアネスは、私のやさぐれた気持ちを正の方向に補正してくれる。
楽器も上手なので近いうちに一緒にバンドやりたいな。


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まだまだ個性的な学生がたくさんいるので、随時ご紹介して参りますっ。

そうだ!10/4にコスプレしてソロ演奏したのでその動画を最後にあげておきます◎


シュール!


ではではまたー◎

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すず奴のむにゃむにゃバークリー日記(第3週目)

すず奴です。

ボストンに来て一月半経ちました。
バークリーの先輩方からは「ひと月もすれば慣れるよ」と言われた英語に、まだまだ慣れません。
っていうか、あと何年かいたとして分かるようになるのかしら・・・
なんて毎日、取り越し苦労ならぬ取り越し悩みばかりしてます◎

3週目のことを書くよー。
一言で言うと「宿題に追われた一日」でした。


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9/15(月)~9/21(金)

宿題。assignment, homework。
assignmentは提出する宿題のことで、homeworkは授業外でやっておく予習・復習みたいな違いなんだと思う。多分。

日本と逆で、アメリカの大学は入学は簡単にできるけど、卒業するのがとっても大変。っていうたとえ話、聞いたことありませんか?
この話を信じきっていた私は入学前から「卒業できるのだろうか、その前に授業についていけるのだろうか」とめちゃくちゃ不安だった。
卒業できなかったらしょうがないし、ついていけなかったら辞めたらいいだけ。なのに不安なのは「頑張れなかった私」「挫折した私」になりたくないからなんだな。頑張れなくても、挫折してもいいのにね。

不安だっていう話はさておき、「卒業」を目指す場合に否が応でも立ち向かわなければならない大きな壁は2つ。「真面目に勉強する気持ち」と「お金」だ。

卒業するためには、卒業に必要な単位を規定数取得しなければならない。
ひとつひとつの単位を取得するためには、

宿題、プロジェクト:40%(40点)
毎週行われる小テスト:20%(20点)
中間試験:20%(20点)
期末試験:20%(20点)
出席:4回欠席したら落第(20分以上の遅刻は欠席とみなす)

とか、

プロジェクト:40%(40点)
宿題:20%(20点)
期末試験:20%(20点)
出席と参加態度(積極性):20%(20点)
出席:4回欠席したら落第(遅刻は6回で1回欠席とみなす)

といった評価方針に基づいて点数を積み上げていかねばならない。
評価方針はクラスによって違うけど、一度目の授業のときに明示される。しかも、クラスによっては、自分が今取得している点数がシステム上でチェックできたりもする。ひゅ~

評価(Grade)はこんな感じで分かれてる。

A(90-100)
B(80-89)
C(70-79):平均点
D(60-69)
F(0-59)

とか、

A (93-100)
A- (90-92)
B+ (87-89)
B (83-86)
B- (80-82)
C+ (77-79):平均点
C (73-76):平均点
C- (70-72):平均点
D (60-69)
F (0-59)

とか。

D以上なら単位は取れたことになる・・のかな。(まだ知らない)
期末試験が終わって結果が出たら、また感想など書きます◎

少なくとも平均点を、できれば良い評価を得たければ出席はもちろん、宿題やテストをきちんとこなしていかねばならないわけですが、宿題がね、またね、第一セメスターとはいえけっこう侮れない内容なので、毎回きちんとこなすためには「真面目に頑張る」っていうパワーが必要になってくる。

誰かの宿題を写せばいいんじゃない?っていう考えが頭をよぎったりもするよね、でも楽かもしれないけど、自分のためにならないので自分でやらなきゃな~って思います◎


そして次の「お金」なんだけども。
これについてはリサーチもしたい。だって。

学 費 が も の す ご く 高 い

から。みんな、どうやって学費を捻出してるんだろう。知りたいわー。

私の場合、学費の半分はバークリーの奨学金、残り半分はサラリーマン10年やって貯まってた貯金から捻出しております。(留学のために会社を辞めた訳ではないので「10年働かないと学費分の貯金が貯まらない」ってことではありません^0^)

例えば、2014年秋学期の学位(degree、16単位取得できる)の学費は

1 8 , 9 0 0 ド ル !

期間は9-12月。たった4ヶ月、15週間で18,900ドル。
4年(8セメスター)通ったら約160,000ドル!いっせんろっぴゃくまんえん!?
しかも毎年2%だか3%だか学費が値上がりしていくらしい。恐ろしや・・

私は半分奨学金が出てるけど、卒業するまで6セメスター(2-3年)かかったとして、学費と生活費で1,000万くらいの出費になるだろうと覚悟してます。卒業時、貯金ゼロ。ひゅ~^0^


バークリーから出る奨学金については、私が知ってる範囲だと、

プレジデント(?):学費全額免除、生活費も出る
フル:学費全額免除
ハーフ:学費が約半分免除。額はオーディションによってまちまちみたい。
クォーター(っていうのか?):学費の約1/4が免除

という感じの4つの区切りで出ている模様。
他にも国や自治体、財団などのバークリー外の奨学金をもらってる人も多いみたい。

というか、バークリーさんったら奨学金、出し過ぎだと思うの。私のような楽器も特に上手じゃない、若くない、作曲やアレンジなどに秀でているわけでもない人にまで奨学金を出してるんだもの。その分が学費の上昇につながっている気がしてならない。

留学生は奨学金をもらっている人が多いらしい。
そして私は見た。高校を出たばかりのアメリカ人が大半のクラスで奨学金の話題になって「奨学金もらってる人~?」って先生が聞いたときに、手を挙げたのが18人中3人だったことを。
アメリカ人はどうやって学費を捻出しているの!?返せない人が増えて社会問題になってたローン?それとも親が金持ち?バイトたくさんやって捻出してる?
知りたい・・・

と、とにかく。生活費も出る奨学生はいいとしても、大半の学生は卒業までにはかなりの「お金」がかかってしまう。なので経済的な理由で卒業できない学生もかなり多いみたい。50~60%とか?半数以上が卒業前にいなくなる。中には在学中にプロになって辞める人もいるんでしょうけども。


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あれ?
宿題の話全然してない。

第4週目も宿題に追われまくってたので、宿題の話は次回に◎


9/17にビデオレコーディングに参加したときの写真。久しぶりにステージ仕様の顔になりました◎

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すず奴のむにゃむにゃバークリー日記(第2週目)

すず奴です。

以前と比べたら2mmくらい前進した気がします、英語が。
忙しくても毎晩小説をちょっとずつ読んだり、教科書を音読したり、英会話の本を読むようにしたのがちょっと効果出てるのかな。引き続き頑張ります◎

さて、第2週目。
アンサンブルのクレジットで気を揉みまくった一週間でした。


9/8(月)、授業がスタート。
私は週5日のうち4日間、朝9時から始まる時間割になった。
新入生はだいたいそんな感じで毎日9時にせっせと通っていると思う。

時間割についても興味ある方が多いと思うので、記載しておきます。


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Mondays
9-10am Ear Training2
11am-1pm Original Composition Ensemble (rating5)
2-4pm Rainbow Big Band
4-6pm Artistry, Creativity, and Inquiry

月曜はイヤートレーニングと、アンサンブルが2つと、ACIという一般教養の授業。

Original Composition Ensembleは生徒が作ったオリジナル曲を持ち寄って演奏するアンサンブル。次週、まず私が自分の曲を持って来ることになっちゃって、ひゅ~^0^;w

Rainbow Big Bandは、私のプライベートレッスンの先生でもある偉大なPhil Wilsonがかつて率いていたバークリーの伝統的なビッグバンド。
昨年なのかな、フィルからTia Fullerというこれまたカッコいい素晴らしい女性サックス奏者に指揮が移り、演奏する曲も刷新されて新しく生まれ変わった感じ。

Phil Wilsonといえばまさにレジェンド。
観てくださいこのプレイ。もう卒倒するよ私は。
フィルのソロは4:12から。

Woody Herman Big Band – Caldonia – 1964



そして現在のRainbow Big Bandはこんな感じ。Tiaカッコいいです。

Berklee Rainbow Band



Tuesdays
2-4pm Concert Jazz Orchestra
4-5pm ESL3 (English as a Second Language)

火曜日は一番らくちん。アンサンブルとESLがあるだけ。

Concert Jazz OrchestraはJazz Composition majorの有名な先生、Greg Hopkinsが指揮するビッグバンド。メンバー全員めっちゃ楽器がうまい。
セカンドを吹いていた方が卒業しちゃったらしく、私は運良くたまたま参加することができた。
幸運に感謝!
寺久保エレナさんも参加しています。

Berklee Concert Jazz Orchestra



Wednesdays
9-10am Ear Training2
11am-1pm Brazilian Music Styles
1-2pm Mtg with English tutor
2-3pm Harmony3
6-8pm Jazz Composition Ensemble

水曜が一番長い日。
イヤートレーニングと、Brazilian Music Stylesというブラジル音楽を学術的に学ぶ授業、チューターとのMtg、ハーモニー(理論)と、アンサンブル。

Brazilian Music Stylesは敬愛するFernando Brandao先生の授業で、宿題がけっこう大変だけど意欲的に参加してます◎
先生のフルート、ちょうすてきな音色!!

Rosa Passos with guest Fernando Brandao



チューターはESLに付随するもので、ネイティブの学生が50分間、宿題見てくれたり英会話につきあってくれたりする。なんと無料で受けられる。(チューターの学生は学校からバイト代をもらえる仕組み。)チューターとのMtgは第3週目からスタートしました。

Jazz Composition EnsembleはJazz Compositionを専攻する学生のオリジナルを演奏するアンサンブル。Jazz Compositionの学生の曲って繊細で難解という印象。


Thursdays
9-11am Arranging1
11-12am Private Lesson by Phil Wilson
2-4pm Concert Jazz Orchestra
4-6pm Project Band


木曜はアレンジとプライベートレッスンとアンサンブル。後半からproject bandっていう、学生がアレンジの授業で作るアレンジを録音するためのバンドに参加しました。奨学金をもらってる生徒がボランティア(クレジット無し、任意)で参加するもの。毎週数曲から20曲くらいの作品をレコーディングしたなぁ。初見もしくは2回くらい通して終わり、という初見力が鍛えられるクラスでした。

Fridays
9-10am Ear Training2
2-3pm Harmony3
3-5pm ESL3

金曜はイヤートレーニングとハーモニー、ESLだけ。アンサンブルはなし。
ESL終わって2時間くらい個人練したらもう気分は週末!開放感でいっぱいになる不思議。

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こんな感じです。面白いでしょ!
本来はアンサンブルの授業は1つしか取れないのだけど、トロンボーンは学生数が少ない上にビッグバンドやオーケストラで数の需要があるため、かけもちしている人が多いです。(在学生計25名)
私は4つ(+プロジェクトバンド)やってます。

単位(credit)の面から言うと、degreeが1セメスターで取得できる最大数は16クレジット。
それ以上受講することもできるけれど、追加でお金がかかってしまう(1クレジットあたり$1,338)ので、みんな16クレジットに抑える努力をします。

私の場合、FIXした時間割をもらったときに既にクレジット数が17になっていてめっちゃ焦った。
アンサンブルを一つ減らさなければいけないのだけど、新入生はサイト上から授業を減らすことが許されていないし、どこに行けば減らしてもらえるか分からないし、周りの人に聞いても?って感じで(これは私の英語力が低いのも多分に影響している)、焦った。

9/10(水)にとりあえずRegistrar officeに行ったら「あー、君はESL受けてるから17でも大丈夫だよ」とのこと。ESLはバークリーの単位にカウントされないというか、なんだろう、サービスクレジット的なものらしいので、ESLを受講する1セメスターに限ってクレジットが17になっても追徴されないらしい。

やったー!ってほっとして練習室でぶひぶひ練習してたら「トロンボーンがいなくて困ってるので参加してくれませんか」ってメッセージが来て、のこのこと顔を出して楽器吹いて、そのままそのアンサンブルのメンバーになった。

しかし私の英語のせいでまた問題が。私がよく分からないままに「Yes」言ったためにさらにクレジットが追加されてしまいクレジット数が18に!

オー、マイ!

9/12(金)にまたRegistrar office行ったら「あー18はダメだね、でもここで削除できないからEnsemble Departmentに行ってね」って言われ、Ensemble Departmentに行ったらなんかすごく機嫌の悪い先生が入り口にいて、居並ぶ生徒たちに「NO」を突きつけ続けてて(第1セメスターでは原則的にはアンサンブルの変更ができない。でもアンサンブルを変えて欲しい生徒たちがひっきりなしにやって来るから、キツく対応していたんだと推測)、恐る恐るアンサンブル減らしたい旨を伝えたら、案の定?めっちゃ怒られた。
多分私の英語ry ..なんだけど、怖かった。その後削除の処理してもらう際も「あなた17クレジットよ?1つ超えてるのよ?あとで文句言って来てもEnsemble Departmentは責任とりませんよ」って言われたりしてむきゅ~x0xってなった。w

あとはアンサンブル引き受け過ぎたが故に早速sub(リハトラ)を探さなきゃならないシチュエーションになったりして、前述したとおりトロンボーンは人数がそもそも少ないしまだ知り合いもほとんどいなかったので、ちょっとだけ胃が痛くなったりした、そんな第2週目でした。


今回も長くなったー。
バークリーの人に読まれると恥ずかしいけど、なんかもう恥ずかしいとかそういう感情も薄れて来た今日この頃。少しだけアメリカナイズされてきたのかな。w

次回は第3週目以降、宿題に追われまくるすず奴の軌跡を一緒にたどるぜ、Bro!



夕日がきれいだなー!

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