月別アーカイブ: 2015年1月

すず奴のむにゃむにゃバークリー日記(2014秋セメスター終了編)

すず奴です。

明日(1/20)からバークリーの2015年春セメスターが始まります。
私にとっては第二セメスター。

授業についていけるか不安でいっぱいです、ほんと。もう逃げたいw

春セメ始まって忙しくなる前に、2014秋セメのまとめを書いときます。
成績とかね。

最初のセメスターこそ一番簡単なはずなので、本当はオールAで終わり
たかったんだけど、一つA-(マイナス)を取ってしまった。残念。

秋セメスターでは12の授業を受けていて、そのうち成績が出るのが9つ。

(残りの3授業はクレジット無しで参加してたアンサンブルのクラス。)

Ear Training2 A
Original Composition Ensemble (rating5) A
Rainbow Big Band A
Artistry, Creativity, and Inquiry A
ESL3 (English as a Second Language) A
Brazilian Music Styles A
Harmony3 A-
Arranging1 A
Private Lesson by Phil Wilson A

そう。ハーモニーっていう理論のクラスでA-取っちゃった。
振り返ってみると、テキストを全く使わない先生で、けっこう難解な
授業だったと思う。(アメリカ人も”分からねーどうしよー”ってよく
言ってたから私の英語力だけの問題じゃないと思う)

だって、最初の宿題が

Write at least 3 ways you believe to learn potential impact from what you learned on September 13th for a long time as your musician life.

ですよ。9/13に習ったことってsonic。音波って訳すのかな。
クリックの速度を上げて行くと音になり、さらに速度を上げると倍音に
なっていくsonicについて、何を3つ書くべきか。汗
実際、みんなザワ・・ザワ・・ってなってた。

先生独特のアナライズとかもあったし、授業ではよくピアノを弾きな
がら説明してくれたんだけど、私は耳がよくないので先生が何を示し
たくてピアノを弾いているのか全然分からなかった(汗)
よく分からないままに授業が終わった感じ。ただ、全て終わってから
気づいたんだけど、テキストをちゃんとしっかり勉強しておけば、
期末試験もファイナルプロジェクトもちゃんとできた気がする。
全ては日々の勉強不足だったなー。反省。


グレードについてなんだけど、そもそも評価方式が絶対評価で減点方式
じゃないですか。AとかBとかCとか。宿題でちょっと間違えて10点マイ
ナスしちゃったらもうB確定、取り返しつかないよすごい緊張感じゃん!
って思ってたんだけど、あるんですよ。取り返す方法。

それが Extra Credit!

ある日突然、先生が言うのです。

「この課題やりたい人やってね~、Extra Creditよ~」って。

それは、これまでの宿題なんかで減った点を取り戻すチャンス。
いつもの宿題に加えて、ある課題をやるだけで何点かもらえる。
そっかー、こうやってみんなAをキープするのかー、と納得。

例えば私が受けてたESLのクラスでは「母国の料理を手作りして持参し、
レシピを英語で書いて提出する」っていうハッピーなExtra Creditが
あった。私は納豆巻きを作って3点もらいましたw


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秋セメの反省点としては、アンサンブルを取り過ぎて余裕が無くなっ
たこと。アンサンブル4つにプロジェクトバンド、そして友だちのオリ
ジナルバンドが2つ、それに学生の作品のレコーディングとかシニア
リサイタルとか、色々参加させていただきました。

バークリーにはいろんなアレンジや作曲のクラスがあるんだけど、その
課題として、楽譜だけでなく実際に録音したデータを提出しなければな
らない。つまり課題の分だけレコーディングが発生する。幸運にも色々
と声をかけてもらって、ホーンが必要な課題のレコーディングにいくつ
か参加した。期末の時期はテストも録音も盛りだくさんでみんな忙しそ
うで、校内にすごく活気があった。

前にも書いたけど、トロンボーンは学生数が少ないのでよく声がかかる。
他の楽器の人からしたら羨ましいシチュエーションかも。

レコーディングはさておき、アンサンブルは控えめにして、春セメはゆと
りを持って自分の作曲やら練習やらに打ち込みたいな。
ボリショイsuzumikiの新作も書きたい◎


写真は、11/11Susana Bacaのコンサート@BPCで撮影された一枚。
いい写真だなと思って◎へへへ


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ボリショイsuzumiki音楽劇「ごろごろにゃーん」新春再公演

あけましておめでとうございます。
すず奴です。

1/11(日)、六本木音楽実験室にて開催しましたボリショイsuzumiki
の音楽劇「ごろごろにゃーん」新春再公演、無事終了!しました。
満員御礼!大盛況!お客さんの集中力すごかった!
ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。


感動をダイジェストでお届けします◎


前座のМалый suzumiki(マールイスズミキ)。
すず奴がバークリーで習ったばかりのブラジル音楽を色々とお披露目。




そして本編のボリショイsuzumiki「ごろごろにゃーん」スタート!
主人公ミック・ジヤガの登場シーン



大日本製薬株式会社の面接を受けるミック
白衣は面接官のねるやま。



謎の美女ハニィ・ダイヤモンドとミック、運命の出会い



ハニィに一目惚れしたミック、己の性癖を高らかに語り歌い上げる



ハニィはSMの女王様だった!嬉しくて震えるミック



素敵な一発がクリティカルヒット



そして新世代ロボット・ドラエモーニュが出て来たり



天使とハニィのケンカが始まったりして



物語はクライマックスへ!




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いやはや、大変、楽しゅうございました。
私はシナリオ書いて曲を作って、一応監督的なことをやり、フライヤーや
宣伝ムービーやグッズ作ったり、バンドの運営して出演もしての何でも屋
だったのですが、もちろん音楽劇が一人でできる訳ありません。

こんな奇妙なシナリオを全力で演じてくれる役者さんたち、勝手に曲の
クオリティを上げてくれるバンドのメンバー、臨機応変に対応してくれる
スタッフの皆様、新商品を提供してくださった西南開発株式会社様、
そして精一杯楽しんでくださるお客さま方。
皆様のおかげです。本当にありがとうございました。

ありがたいことに、「また観たい」「またやりたい」と嬉しい言葉をたく
さんいただきました。私、根が素直なものですから、いつもは全く音沙汰
無しの”やる気”が、俄然むくむくとわき上がって参りました。

決めました。新作を携えて再度公演いたします。
日程が決まりましたらまたお知らせしますのでどうぞよろしくお願いします。


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なぜか堅苦しい挨拶になってしまった。w
いやね、また改めて書きますが、私、ボストン生活がしんどくてしょうが
なくて。ほへ~
英語は相変わらずできない、友だちもできない、勉強は大変、面白いもの
にまだ出会えてない、自分でも面白いことができてない。
周りの学生も辛かったり色々あるんだろうけど、みんな楽しそうにしてて
羨ましい・・うう。

で、何が言いたいかというと。
この「ごろごろにゃーん」、そもそも、バークリーに行くんだったら音楽劇
くらい作れなきゃダメじゃない?という勢いで、渡米の半年くらい前に人を
集めて準備して・・って感じで作ったものだったんだよな。
その勢いの産物が、予想以上に面白いものになりつつある。
それだけでも、バークリーに来て良かったなぁ。


春セメスターが明日から始まる。
アレンジとフルートと個人練に励む4ヶ月にする!
ボリショイsuzumikiの新作にもとりかかる!
どんなものができるか自分でも楽しみ。ちょっとだけわくわくしてる◎

詳細は適宜告知して参ります。
皆さんも楽しみにしててくださいませ!


1/11終演後の記念撮影


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