月別アーカイブ: 2015年2月

すず奴のむにゃむにゃバークリー日記(ストームと休校編)

すず奴です。

今日、またストーム(大雪)で学校が休校になった。
雪でボストンの電車が止まってしまい、さらに明日も休校になってしまった。
んまぁ。なんてお休みの多い学校なんでしょう!

生まれて初めて雪の多いところに住んで分かったことがある。

雪、眠い。
雪が降るとむしょうに眠くなる。
なんだろう?気圧のせい?

雪が降ってる休日とか、間違いなく朝寝坊しちゃう。
用事がなければ一日ベッドでごろごろしたり、ずっと昼寝してしまってたりする。

雪、眠い。


春セメ始まってなんと3回もストームがやってきて、計6日間も休校になってる。
私はテレビとか持ってないのではっきり分かってないのだけど、数インチ以上の雪が数時間以上(12時間以上?)降り続ける予測が出ると”Winter Storm Warning”という警報が出る。
この警報が出ると、まず休校になる…しょんぼり。

そして強いストームになると”Travel Ban”が出ることもある。公共交通機関(地下鉄、バスなど)が運休になり、緊急車両以外の一般車の運転が禁止になる。学校も、お店も、会社も、公共施設も、ほとんど全てがお休みになる。


春セメは私、メリハリつけようと思って金曜日に授業を入れなかったんですわ。
そしたら毎週月曜にストームがやってきやがって、ストームが一番ひどかった週なんて月曜から水曜までお休みになっちゃって。週休6日…。

雪で休校になった場合の授業の補講は原則的に無し。
あまりに休講が続くと、先生によってはオンラインで授業してくれたり、他の曜日にやってる同タイトルの授業に参加させてくれたりもする。
けど、基本的には補講は無し。なので学生の不満も降り積もる一方。

授業受けさせてくれー!それと練習室で練習させてくれー!
(練習室は空いてるらしいのだけど、さすがに大雪中は外出しない方が賢明)


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今セメも手堅い、遊び心の少ない時間割になった。
前回、アンサンブル取り過ぎて余裕が無くなった教訓が全然活かされてない(汗)
誘われたらつい参加してしまう優柔不断な日本人気質よ…。

フルートの授業とサルサアンサンブルがワクワク◎
あとコンサートジャズオーケストラにまた参加できたので、集中して頑張るつもり。
ありがたい?ことにアンサンブルのRating、全部Rのやつだ。わー。
(Rating Rはオーディションなど受けて先生の許可を得ないと参加できないアンサンブル)

クラス数は11、クレジット数は17。
そう、どうしても17取りたかったので1クレジット分、extra tuition (1,378ドル)払いました◎
金で時間を買った気分。私には時間が無いからね…w


Mondays
10-11am Ear Training3
11-1pm Tonal Harmony & Composition1
4-6pm English Writing & Communication

Tuesdays
10-11am Harmony4
11-1pm Arranging2
1-2pm Woodwind Doubling Lab – Flute
2-4pm Concert Jazz Orchestra (rating R)
4-5pm Basic Keyboard Techniques1

Wednesdays
9-11am Salsa Ensemble (rating R)
12-2pm Project Band (Big Band) *from March 4th
2-4pm Ear Training3
4-5pm English Writing & Communication
6-8pm Jazz Composition Ensemble (rating R)

Thursdays
10-11am Harmony4
11-12am Private Lesson by Phil Wilson
2-4pm Concert Jazz Orchestra (rating R)

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ストームが去った翌日には車道や歩道の除雪がほぼ完了していて、おーすごいといつも思う。
雪の都市だと当たり前なのかな??
除雪作業にあたられる方々、お疲れ様です◎


そんな非情な雪ですが、美しい。
冷たくて厳しいけど、美しい。
まだまだ見飽きません。
雪写真をいくつかどうぞ。


新雪を踏む私。加湿器を買いに行った帰り。

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除雪車らしき車。かっこいい!

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こちらも除雪車。かっこいい◎

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私が住んでるニューベリーというおしゃれ観光通り。雪なので観光客もまばら。

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ストーム警報が出た夜。いつも夜まで騒がしいニューベリーも静まり返る。




バブリックガーデンに続くコモンウェルス通り。
足がじんじんしもやけになりそうだけど、散歩したくなる美しい通り。

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ストーム翌日のパブリックガーデン。
雪で一帯が覆われている。美しくて、すごく寒い。



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すず奴のむにゃむにゃバークリー日記(スカラシップ獲得編)

すず奴です。

バークリー2015年春セメスター始まりました。
私にとっては2学期目。

噂には聞いてたけど、雪がハンパねぇよボストン。
始まって3週間しか経ってないのに、大雪(ストーム)で既に4日も休校になった。
月曜午後の授業なんて立て続けに3回休講。恐ろしやスト~ム◎


今回はスカラシップ(奨学金)について・・・

私、Al Natale Brass Scholarship 2015を獲得いたしましたっ!!

す す す す げ ー ! ! !

自分でも信じられない。

このスカラシップ、ボストンの金管奏者の発展に尽力して来られたトランペット奏者Al Natale氏によって設立されたもので、バークリーに通うブラス(トランペット、トロンボーン、チューバなど金管楽器)の生徒が対象となってます。金額は3,000ドル。

もっと詳しく説明すると、

・2015年の春セメスター以降も在学予定(つまり2015年春で卒業する生徒は対象外)
・フルスカラシップを取得していないこと

が条件。既にフルスカラシップをもらってる人はもらう必要がないので対象外なのね。

一次審査はレジュメと録音データ2点。
レジュメには「これまで自分がバークリーやボストンの音楽シーンにいかに貢献してきたか」をつらつらと記載し、録音はsuzumiki(Desperate Funk)とたをやめ(ありがとうのうた)を提出。たをやめの録音物やYouTube、こっちでもめっちゃ役立ってます・・ありがとうたをやめオルケスタ(涙)

一次審査の後は最終審査。
3人のファイナリストが、ライブ形式で最終審査を受ける。
持ち時間は一人15分間。


ライブの模様がUSTのアーカイブに残っているので興味ある方はどうぞ。
私は1分30秒頃からロックスタイルで登場するよー。あんま映ってないけどw


Al Natale Brass Scholarship Concert (Feb.3rd, 2015)


勇気を出して見てみたんだけど、いやー、ひどい!!
ひどすぎるw
こんなんでよく勝ったなぁ・・なんでだろう。
本当にただラッキーだったんだと思う。

というのも、ファイナリスト3人のうち一人がなんと病気で棄権になって、トランペットのChristian Contiという素敵なミュージシャンと一騎打ちになった。

私はクリスチャンの作曲したビッグバンド曲を何度か演奏したことがあって、彼の個性とか、声とか、美しいオリジナル曲とかすごく好きなのです。ちょっとエキセントリックで面白い人なんだ。
なんで一騎打ちになって、まぁ勝てる気とか全くしなかった。正直言って。

なんで勝ったのか・・多分クリスチャンが大幅に時間をオーバーしたからじゃないかと推測してる。15分の持ち時間なのに25分くらいやってたからなぁ。そういうところもほんと面白いんだよなぁクリスチャン。

何はともあれ、コンペティションに勝てたっていうのはちょっと自信につながったし、コンペティションに出場する際に勉強になったことがたくさんあって良かった。


勉強になったこと:

・自分の得意な曲を常に数曲持っておく。
・一緒に演奏したいと思える生徒をあらかじめ探しておく、仲良くなっておく。

一次審査通過からファイナルまで10日しかなくて、しかも審査通過の連絡があった日から3日以内に伴奏者の名前とやる曲を事務局に伝えなければならなくて、ちょう焦った。さらにストームの時期でばんばん学校が休みになってしまい、リハも3回流れてすごく気をもんだ。自分の得意な曲があると安心だし、気心の知れたメンバーと一緒だといろんな意味で心強い。

そして、

・私はジャズが得意じゃないし多分向いてない。w

いやほんと、阪大のジャズ研にいたときからずーっと感じてるジャズと自分の間にある違和感の正体ときちんと向き合って、解明しようと思う。これからの大事なテーマ。


これはコンサート後の打ち上げ模様。
みなさまありがとうございました!




3月に授賞式があるらしいので、授賞式レポを3月頃にまた書きます◎
とにもかくにも、すごく疲れたけど、良かった。

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