すず奴です。
ボストンに来て一月半経ちました。
バークリーの先輩方からは「ひと月もすれば慣れるよ」と言われた英語に、まだまだ慣れません。
っていうか、あと何年かいたとして分かるようになるのかしら・・・
なんて毎日、取り越し苦労ならぬ取り越し悩みばかりしてます◎
3週目のことを書くよー。
一言で言うと「宿題に追われた一日」でした。
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9/15(月)~9/21(金)
宿題。assignment, homework。
assignmentは提出する宿題のことで、homeworkは授業外でやっておく予習・復習みたいな違いなんだと思う。多分。
日本と逆で、アメリカの大学は入学は簡単にできるけど、卒業するのがとっても大変。っていうたとえ話、聞いたことありませんか?
この話を信じきっていた私は入学前から「卒業できるのだろうか、その前に授業についていけるのだろうか」とめちゃくちゃ不安だった。
卒業できなかったらしょうがないし、ついていけなかったら辞めたらいいだけ。なのに不安なのは「頑張れなかった私」「挫折した私」になりたくないからなんだな。頑張れなくても、挫折してもいいのにね。
不安だっていう話はさておき、「卒業」を目指す場合に否が応でも立ち向かわなければならない大きな壁は2つ。「真面目に勉強する気持ち」と「お金」だ。
卒業するためには、卒業に必要な単位を規定数取得しなければならない。
ひとつひとつの単位を取得するためには、
宿題、プロジェクト:40%(40点)
毎週行われる小テスト:20%(20点)
中間試験:20%(20点)
期末試験:20%(20点)
出席:4回欠席したら落第(20分以上の遅刻は欠席とみなす)
とか、
プロジェクト:40%(40点)
宿題:20%(20点)
期末試験:20%(20点)
出席と参加態度(積極性):20%(20点)
出席:4回欠席したら落第(遅刻は6回で1回欠席とみなす)
といった評価方針に基づいて点数を積み上げていかねばならない。
評価方針はクラスによって違うけど、一度目の授業のときに明示される。しかも、クラスによっては、自分が今取得している点数がシステム上でチェックできたりもする。ひゅ~
評価(Grade)はこんな感じで分かれてる。
A(90-100)
B(80-89)
C(70-79):平均点
D(60-69)
F(0-59)
とか、
A (93-100)
A- (90-92)
B+ (87-89)
B (83-86)
B- (80-82)
C+ (77-79):平均点
C (73-76):平均点
C- (70-72):平均点
D (60-69)
F (0-59)
とか。
D以上なら単位は取れたことになる・・のかな。(まだ知らない)
期末試験が終わって結果が出たら、また感想など書きます◎
少なくとも平均点を、できれば良い評価を得たければ出席はもちろん、宿題やテストをきちんとこなしていかねばならないわけですが、宿題がね、またね、第一セメスターとはいえけっこう侮れない内容なので、毎回きちんとこなすためには「真面目に頑張る」っていうパワーが必要になってくる。
誰かの宿題を写せばいいんじゃない?っていう考えが頭をよぎったりもするよね、でも楽かもしれないけど、自分のためにならないので自分でやらなきゃな~って思います◎
そして次の「お金」なんだけども。
これについてはリサーチもしたい。だって。
学 費 が も の す ご く 高 い
から。みんな、どうやって学費を捻出してるんだろう。知りたいわー。
私の場合、学費の半分はバークリーの奨学金、残り半分はサラリーマン10年やって貯まってた貯金から捻出しております。(留学のために会社を辞めた訳ではないので「10年働かないと学費分の貯金が貯まらない」ってことではありません^0^)
例えば、2014年秋学期の学位(degree、16単位取得できる)の学費は
1 8 , 9 0 0 ド ル !
期間は9-12月。たった4ヶ月、15週間で18,900ドル。
4年(8セメスター)通ったら約160,000ドル!いっせんろっぴゃくまんえん!?
しかも毎年2%だか3%だか学費が値上がりしていくらしい。恐ろしや・・
私は半分奨学金が出てるけど、卒業するまで6セメスター(2-3年)かかったとして、学費と生活費で1,000万くらいの出費になるだろうと覚悟してます。卒業時、貯金ゼロ。ひゅ~^0^
バークリーから出る奨学金については、私が知ってる範囲だと、
プレジデント(?):学費全額免除、生活費も出る
フル:学費全額免除
ハーフ:学費が約半分免除。額はオーディションによってまちまちみたい。
クォーター(っていうのか?):学費の約1/4が免除
という感じの4つの区切りで出ている模様。
他にも国や自治体、財団などのバークリー外の奨学金をもらってる人も多いみたい。
というか、バークリーさんったら奨学金、出し過ぎだと思うの。私のような楽器も特に上手じゃない、若くない、作曲やアレンジなどに秀でているわけでもない人にまで奨学金を出してるんだもの。その分が学費の上昇につながっている気がしてならない。
留学生は奨学金をもらっている人が多いらしい。
そして私は見た。高校を出たばかりのアメリカ人が大半のクラスで奨学金の話題になって「奨学金もらってる人~?」って先生が聞いたときに、手を挙げたのが18人中3人だったことを。
アメリカ人はどうやって学費を捻出しているの!?返せない人が増えて社会問題になってたローン?それとも親が金持ち?バイトたくさんやって捻出してる?
知りたい・・・
と、とにかく。生活費も出る奨学生はいいとしても、大半の学生は卒業までにはかなりの「お金」がかかってしまう。なので経済的な理由で卒業できない学生もかなり多いみたい。50~60%とか?半数以上が卒業前にいなくなる。中には在学中にプロになって辞める人もいるんでしょうけども。
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あれ?
宿題の話全然してない。
第4週目も宿題に追われまくってたので、宿題の話は次回に◎
9/17にビデオレコーディングに参加したときの写真。久しぶりにステージ仕様の顔になりました◎
すず奴のむにゃむにゃバークリー日記(第3週目)
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